メモ書きの強要
理解不能のブチ切れのあと、私は彼によく言われていました。
「今日あなたが俺に怒られたことを忘れないように、そして繰り返さないようにメモに書いておきなさい」と。
私は言われた通り、素直に律儀に一件ずつメモを取っていました。
でもそんなメモ書き行為もいつしかしなくなりました。
書いても無駄だとわかったのです。
同じトラブルは起きず、後から後から新しい彼を怒らせる問題が起きるからです。
当時は、どうして私はトラブルばかり起こすのだろうと悩んでいました。
自己嫌悪です。
数年後彼と別れ、彼が自己愛性人格障害だとわかったあとにそのメモの存在を思い出し、久しぶりに引っ張り出して見てみました。
今はマインドコントロールが解けているので、客観的にメモを読むことができます。
酷いものです。
とことん私が悪者にされ、一方的に反省させられていました。
新しい彼女も数ヶ月経ったら、メモ書き行為をやらされるのだろうなあと思うといたたまれません。